夫婦で仕事について話したい? 主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」を運営するビースタイル(東京都新宿区)が働く主婦を対象に夫婦の会話に関する調査を行ったところ、72.7%がパートナーと仕事の話をしたいと思うことが「ある」と回答した。
では、どんな内容を話したいかでは「職場で起きた出来事全般」(58.7%)、「仕事の悩み相談」(57.9%)、「就職・転職の相談」(50.4%)、「職場の人間関係の相談」(47.3%)などが挙がった。
回答者からは「聞いてもらうだけで楽になり、客観的なアドバイスももらえる」「知識を借りたい」「仕事関係、特に同僚上司の悪口は利害関係のない主人に聞いてもらうのが一番安心して話せる」「仕事の愚痴を言ってストレスを解消することもできる」などの声が寄せられた。
一方、「ない」(27.3%)と回答した人からは「話したところで、誉められるわけではなく、ダメ出しをされる」「余計なことを言って雰囲気が悪くなるのも嫌なので、なるべく仕事の話はしないようにしている」「家事ができた上で余った時間に働いてほしいようなので、相談しても即『辞めれば』と言われると思う」「話たいけれど『話すな!』と怒鳴られたので話せない」といった意見が集まった。
しゅふJOB総研の川上敬太郎所長は「フリーコメントには、パートナーからの仕事上のアドバイスを頼りにしている声が多くみられた一方で、『話すな!』と言われたといった声もあった。夫婦間で行われる仕事の話は、家庭の潤滑油になるケースもあれば、かえって争いの種になってしまうケースもある」と分析する。
調査は9月26日〜10月8日にかけて、ビースタイルと求人媒体「しゅふJOBパート」に登録する713人を対象にインターネット上で実施した。
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