資産の15%を失っても、あなたは夜寝られますか?渋谷豊の投資の教室(1/4 ページ)

» 2018年12月06日 07時40分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 日本人の投資観を探っていく連載「渋谷豊の投資の教室」。投資する人としない人で年3.5%の差がつくことを解説した第1回に続き、第2回は投資する人が必ず意識しなければいけないリスクについて考えていく。世の中の投資話は「利回りが5%です」とか「利回りは10%」とか、利回りで話されることが多い。一方で、うまい話には裏があるというとおり、高い利回りの影にはリスクが存在している。

 我々はリスクとどう付き合い、どう考えていけばいいのか。「お金の教養」を身につけることを目指した総合マネースクール、ファイナンシャルアカデミーの渋谷豊取締役に、今回はリスクについて聞いてみた。

ファイナンシャルアカデミーの渋谷豊取締役

サイトウ: 前回は、長期投資には構造的にメリットがあるんだよ、という話でした。経済成長がだいたい給料の増え方だとすれば年平均で1.5%程度。一方で、投資したお金は5%くらいで増えていく。ただし、投資した資産は増えたり減ったりするので、長期間持ち続けることで、上下のブレが減って、だいたい期待する利回りになっていく。でも、このブレって怖いですね。

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