ファミリーマートは12月10日、同社が開催している「うまいパン決定戦」の12月7日段階における中間結果を発表した。
この企画は、パンメーカー9社がフルーツをテーマに独自開発したパンを発売するものだ。全国を5ブロックに分け、期間中(11月27日から12月17日まで)の販売金額で各ブロックの1位を決める。全てのブロックで発売されるパンもあれば、特定のブロックだけで発売されるパンもある。各ブロックで1位になったパンは2019年1月に「うまいパンNo.1」として各ブロックで再度発売することが決まっている。
中間発表の結果からは、“売れるパン”とそうでないパンの傾向がはっきりと見えてきた。
山崎製パンは北海道ブロックと九州ブロックでそれぞれ1位になった。同社が発売したのは「白いメロンパン」(138円、税込、以下同)。これは、白いビスケット生地を被せたメロンパンに赤肉メロン入りクリームと、メロンホイップの2種類のクリームをサンドしたものだ。
北海道ブロックには山崎製パン以外に、日糧製パンと札幌パリ(ともに札幌市)が参加している。また、九州ブロックにはフジパン(名古屋市)とリョーユーパン(福岡県大野城市)が参加している。山崎製パンの白いメロンパンは地元メーカーを制した形となった。
神戸屋は関東・甲信越・福島ブロックと関西・東海・北陸・中国・四国ブロックでそれぞれ1位になった。同社が発売したのは「まるでリンゴ」(128円)だ。これは、酸味の効いた紅玉りんごとシャキシャキとした食感のふじりんごを使用し、洋酒入りカスタードクリームを組み合わせたパンだ。
関東・甲信越・福島ブロックには最多の5社が参加している。また、関西・東海・北陸・中国・四国ブロックは4社が参加している一方、対象店舗数が約7300店と最大規模を誇っている。この両ブロックには山崎製パンも参加しており、神戸屋は激戦区を制した形だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング