消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。
子育てと両立できている仕事の1位は「事務職」――。そんな結果が、ライズ・スクウェア(大阪府八尾市)の調査で分かった。
調査では、子育てしながら働いている女性375人を対象に「子育てと両立できている仕事」について尋ねた。1位の「事務職」(92人)と回答した人からは、「体を使う仕事ではないので、疲れ切っていない状態で家事や子育てができる」(25歳/子ども4歳)、「事務員が何人かいるので、子どもの急な熱や参観日などで休みを取りやすい。学校や保育園が休みの日も、子ども連れで仕事できた」(31歳/子ども9歳・7歳)などの意見が集まった。
「体力的に楽」「土日休みの仕事が多い」といった声の他、「人員配置に余裕がある」「休暇制度が整っている」など、比較的休みやすいというコメントが多く寄せられた。
2位は「接客・飲食業」(45人)、3位は「医療系専門職」(30人)と続いた。
「接客・飲食業」と回答した人からは、「旅館の清掃と案内業務。好きな時間・日数を選択できるから」(29歳/子ども3歳)、「携帯ショップの窓口。シフト制で子育てママもたくさん働いていて理解があり、融通をきかせてくれるので、安心して仕事できている」(34歳/子ども3歳)など「短時間勤務」「残業がない」「シフトの融通がきく」といった勤務日・時間に関する回答が多く集まった。
「医療系専門職」とした理由は、「クリニックの看護師。勤務時間が午前中のみなので、自分の時間も取れ、家族との時間も大切にできる」(26歳/子ども2歳)、「病棟勤務の看護師。24時間365日のシフト勤務のため、参観日などで平日休みが必要なときに、周りに迷惑をかけず休める。夜勤明けの平日休みは子どもを保育園と学校に行かせて、一人ゆっくりできる」(43歳/子ども8歳・2歳)といった回答が寄せられた。
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