米F5 Networksは、SSL-VPNアプライアンス用ソフト「FirePassリモートアクセスコントローラ Version 5.0」を発表した。
米F5 Networksは、SSL-VPNアプライアンス用ソフト「FirePassリモートアクセスコントローラ Version 5.0」を発表した。FirePass1000/4000シリーズのアップグレードとして、2004年7月に提供を開始する予定だ。日本語版については別に発表を行う。
新バージョンでは、SSL-VPNでクライアント/サーバのアプリケーションなどへの接続を可能にするネットワークアクセス機能をMacintoshやLinuxクライアントにも対応させたほか、Webやファイル接続時のセキュリティ機能を強化する。
Webアプリケーションセキュリティ機能としては、不正なWebトラフィックを検査し、クロスサイトスクリプティングやバッファオーバーフロー、SQLインジェクションなどのアプリケーション層に対する攻撃からサーバを防御する機能を持つ。
また、Webにアップロードされるファイルのウイルス検索を行う機能や、クライアントが企業ネットワークへの接続を許可する前にユーザー定義ポリシーを満たしているかを確認する検疫機能を備える。ほか、クラッカーがクライアントPCを踏み台にして社内ネットワークにトラフィックを転送することを防ぐ機能を搭載する。
同社は、FirePassのAPI「iControl」およびSDKも提供する。これを利用することで、サードパーティのクライアントアプリケーションが自動的にFirePassのネットワークアクセス機能を起動できるようになるという。
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