日本SGI、IPv6対応の監視カメラソリューションを開発

日本SGIは、同社の監視用マイクロサーバ「SGI ViewRanger」をIPv6に対応させることを発表。NTTコミュニケーションズとの協力で、ViewRangerをワールドワイドに提供していくことを狙う。

» 2004年07月01日 13時05分 公開
[ITmedia]

 ブロードバンド・ユビキタス・ソリューションを事業の中核として強化している日本SGIは7月1日、6月1日に発表した世界最小の監視用マイクロサーバ「SGI ViewRanger」を、NTTコミュニケーションズの協力により、NTT Comが提供するIPv6サービスに接続して、高度でセキュアな監視機能を実現する「ユビキタスマイクロサーバ」として開発することを発表した。

 ViewRangerは、従来の監視カメラにはない高機能を超小型に実装し、各種ネットワーク機能を標準装備したうえで、低価格化を実現しており、発表と同時に高い注目を受けているという。

 今回の発表は、ViewRangerのIPv6への接続を実現し、IPv6のネットワーク・サービスの利用を実現させるもの。NTT Comが「モノ-to-モノ(m2m)」の安全な通信のために開発した通信手順「m2m-x」に基づき、IPv6対応を開発する。m2m-xは、ネット家電と遠隔地のパソコンなどとのインターネットを介した双方向リアルタイム通信を、なりすましによる不正操作などの心配なく、高度なセキュリティを簡単・安全に実現可能。

 今回のIPv6対応により、商用IPv6サービスを実現し、グローバルな規模でIPv6サービスの実現に取り組んでいるNTT Comの協力で、日本発のユビキタスマイクロサーバとしてViewRangerをワールドワイドに提供していくとしている。

 なお、6月30日から7月2日に日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で開催中の「NETWORLD + INTEROP 2004 TOKYO」のNTT Comブースにおいて、ViewRangerとIPv6の接続のデモを行っている。

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