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» 2004年06月01日 21時18分 公開

ハイエンドベンダーSGIの「集大成」――10万円台の小型監視システム

防衛・宇宙産業などに向けたハイエンド監視カメラシステムで定評のあるSGIが、10万円台の監視カメラ用エンコードサーバ「SGI ViewRanger」を発売した。企業だけでなく、一般層もターゲットにする。

[中嶋嘉祐,ITmedia]

 日本SGIは6月1日、小型軽量で比較的安価な監視カメラ用エンコードサーバ「SGI ViewRanger」を発売した。

 SGIは防衛・宇宙産業などに向けたハイエンドの監視カメラシステムで定評がある。そんなSGIにとって、SGI ViewRangerは「集大成となる製品」だと和泉法夫社長は強調する。

photo SGI ViewRanger。音声録音機能に加え、監視元から声で呼び掛ける機能も備える。

 ViewRangerはSGI日本法人が独自に開発した製品。カメラ内蔵のCMOSモデルと既存の監視カメラにつなぐNTSCモデルの2モデルがあり、Webブラウザを使ってカメラの視点を操作できる。価格はオープンだが、市販価格で15万円前後となり、企業などが大規模導入する際は10万円を下回る見通しだ。

 ViewRangerは、監視映像をリアルタイムに配信、CMOSモデルで約1時間、NTSCモデルで約2時間の映像データをローカルに保存できる。Webカメラの価格は1万円程度。エンコード機能を備えるIPカメラは数万円になるがローカル保存機能はない。また100万−1000万円のシステムが備える動作検知機能、イベント発生時のメール通知機能なども組み込まれ、費用対効果に優れた製品になっている。

 同社はセキュリティソリューションの一環として監視カメラを売り込む考え。まずは監視カメラを導入済みの企業ユーザーを狙い、コンシューマー向けにもホームセキュリティの観点からアピールする方針だ。現在のところ河川の氾濫に備える行政機関のほか、ATM、コンビニなどでの導入を検討する企業が現れている。

photo 日本SGIの和泉法夫社長

 「(まだ広く実用化されていない)RFIDがユビキタスの代名詞になっているが、(SGIがユビキタス時代のソリューションとして推す)監視カメラは既に存在する」と和泉氏。最終的にはビデオカメラに内蔵できるサイズにまで小型化を進め、監視カメラシステムの普及に尽力する姿勢を示している。

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