アマノとセコムトラストネット、国際標準準拠のタイムスタンプサービスを提供

アマノとセコムトラストネットは11月より、国際標準に準拠したタイムスタンプサービスを提供する。

» 2004年08月25日 13時27分 公開
[ITmedia]

 アマノとセコムトラストネットは8月24日、11月より共同で、国際標準に準拠したタイムスタンプサービスを提供することを発表した。

 アマノは2002年より、PKI/電子署名技術を活用して「ある時刻にその電子文書が存在していたこと」「ある時刻以降、その電子文書に改ざんが加えられていないこと」を証明する時刻認証サービス、「アマノデジタルタイムスタンプサービス」を提供してきた。

 今回新たに提供されるサービスでは、時刻認証局(タイムスタンプ局:TSA)用の証明書に、セコムトラストネットが運用しているWebTrust準拠のルート認証局が発行した証明書を採用する。これによりアマノは、信頼できる第三者機関として、電子文書へのタイムスタンプを生成する。また、タイムスタンプ方式はISO18014-1やRFC-3161といった標準に準拠しているほか、タイムスタンプサーバには耐タンパ性の高いnCipherの製品を利用する。

 今のところサービス料金は明らかにされていないが、両社は今回のサービスを機に、2005年4月に施行が予定されている「e-文書法」に向け、電子文書へのタイプスタンプ利活用を促進していく方針。並行して、ユーザーの動向、ニーズを踏まえながら、サービスの改良や開発を継続的に行っていくという。

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