ソリトン、流出データの追跡も可能な情報漏洩対策システム「InfoTrace」正式出荷

ソリトンシステムズは8月30日より、社内PCの操作を記録し、内部からの情報漏洩に備える「InfoTrace V1.2」を出荷する。

» 2004年08月27日 20時40分 公開
[ITmedia]

 ソリトンシステムズは8月30日より、社内PCの操作を記録することで内部からの情報漏洩に備え、抑止力とするためのソフトウェア「InfoTrace V1.2」を出荷する。

 InfoTraceは、誰が、いつ、どのPCから社内に保管されている情報にどういった形でアクセスし、どんな操作を行ったかといった情報を記録するソフトウェア。操作を監視することで情報漏洩を未然に抑止するとともに、万一流出が起こった場合の調査を支援する。

 InfoTraceで収集した記録は、後から「InfoTrace TraceBrowser」を通じて検索が可能なほか、情報を元に、あるファイルがどのような操作を受けて持ち出されたかの経路をトレースしたり、名前変更後のファイルから親ファイル名を逆追跡することができる。

 システムはサーバとエージェントから構成されている。端末側にインストールされる「InfoTrace Windows Agent」は、Windowsの「アプリケーションの追加と削除」でアンインストールすることも、サービスを停止することもできないようになっており、半強制的にログが収集されることになる。

 これに先立つ4月には、機能限定のプレリリース版が公開されていたが、このたび正式に出荷されることになる。価格は、LogServerとTraceBrowserを含んだ「InfoTrace基本パック」が96万円、InfoTrace WindowsAgentは3000円。

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