日本IBM、仮想化・統合管理製品を発表

日本IBMは、仮想化技術を製品化したソフトウェア「IBM 仮想化エンジン・スィート」を発表した。

» 2004年09月01日 21時46分 公開
[ITmedia]

 日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は9月1日、仮想化技術を搭載したソフトウェア製品群「IBM 仮想化エンジン・スィート:IBM Virtualization Engine Suite for Servers」(VE Suite)を発表した。

 VE Suiteは、4月に発表した「仮想化エンジン:Virtualization Engine(VE)」のコンセプトを具体的に製品化したもの。VEは他社製を含むさまざまなOSで稼働するサーバやストレージなどを統合し、システム間の違いを意識せずに全体として1つのシステムとして、ハード/ソフトウェア、データを管理・運用できるというもの。

 VE Suiteを利用することにより、統合された操作環境でVESuite管理下の全システムを管理・運用できる。たとえば、AIXとSolarisが同時に稼動する環境で、ハードウェア資源やアプリケーションソフトの稼動状況を一括してモニタリングし、運用管理可能という。また、生産性の向上、ダウンタイム削減、システム資源の利用率向上など、投資を効率的に回収できるとしている。

 また同社は、VE Suiteの製品化に併せて、オートノミック・コンピューティングならびにグリッド・コンピューティング技術を活用したシステム構築に関する新日鉄ソリューションズとの協業体制を強化すると発表した。

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