日立システムアンドサービス、不正接続防止ソフトを強化

日立システムアンドサービスは、勝手に持ち込まれたPCからの企業ネットワークへの不正接続を防止する「オープンネット・ガード」の機能を強化する。

» 2004年10月19日 21時35分 公開
[ITmedia]

 日立システムアンドサービスは10月19日、社員などが勝手に持ち込んだPCからの企業ネットワークへの不正接続を防止する「オープンネット・ガード エンタープライズ」と「オープンネット・ガード スタンダード」を発表した。

 オープンネット・ガードは、DHCPサーバを用い、端末側のMACアドレスを元に認証を行って、企業ネットワークへの接続を許可すべきものとそうでないものを制御するシステムだ。端末側に専用エージェントなどを導入することなく利用でき、LANに接続可能な期間や時間帯を指定することも可能となっている。

 今回のリリースでは、従来の機能を引き継いだスタンダード版に加え、運用/管理機能を強化したエンタープライズ版が加わった。具体的には、独自データベースだけでなくLDAPによるユーザー情報の管理が可能になったほか、登録パソコン情報検索機能が強化された。

 また両方のバージョンの新機能として、特定のPCについてはDHCPで毎回異なるIPアドレスを与えるのではなく、固定的にIPアドレスを割り当てることが可能になり、運用の手間を省いている。

 価格は、スタンダード版は250クライアントライセンス付きで105万円から、エンタープライズ版は157万5000円から。いずれも10月20日より販売が開始される。

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