F5ネットワークス、SSL VPNアプライアンスをバージョンアップ

F5ネットワークスジャパンは2月後半より、SSL VPNアプライアンスの新バージョンとなる「FirePass リモートアクセスコントローラ 5.4日本語版」の出荷を開始する。

» 2005年02月03日 20時29分 公開
[ITmedia]

 F5ネットワークスジャパンは2月3日、SSL VPNアプライアンスの新バージョンとなる「FirePass リモートアクセスコントローラ 5.4日本語版」を、2月後半より出荷することを明らかにした。保守契約を結んでいる顧客は無償でアップデートが可能だ。

 FirePassは、Webブラウザが標準的に備えるSSL機能を用いて安全なリモートアクセスを実現するSSL VPNアプライアンス製品。レイヤ7ベースの防御機能によって、Webアプリケーションに対する攻撃に対処できる点が特徴だ。

 新バージョンの5.4では、SSL暗号化/復号化専用のASICや圧縮機能を組み合わせ、最大で60%のパフォーマンス向上を実現したほか、同時接続数も強化。GUIでアクセスポリシーを設定できる「ビジュアルポリシーエディタ」を実装し、運用/管理の簡素化を図った。

 また、アクセスしてくるクライアントPCのパッチ適用状況やパーソナルファイアウォールの設定、ウイルス対策ソフトの更新状況などを確認する「クライアント完全性チェック機能」や、不特定多数のユーザーが利用する端末で情報の機密性を確保する「プロテクテッドワークスペース」といった、エンドポイントの端末を保護する機能を搭載するという。

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