MSビジネスソリューション部門の顧客カンファレンスが開幕

MS主催のConvergence 2005では、同社のビジネスアプリケーション戦略を中心に、強化型の技術ロードマップに関する詳細がパートナーと顧客に披露される。

» 2005年03月08日 09時03分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftビジネスソリューション部門の年次顧客カンファレンス「Convergence 2005」が3月7日、サンディエゴで開幕した。9日までの日程で同社のビジネスアプリケーション戦略に焦点を当て、強化型の技術ロードマップに関する詳細をパートナーと顧客に披露する。

 9日の基調講演にはビル・ゲイツ会長が登場、現在と未来における日常業務の中核となるビジネスアプリケーションについて語るとともに、これがMicrosoftにとって戦略的に重要であることを改めて強調する。

 強化型のロードマップでは、顧客のニーズと顧客の現行の技術環境に沿った開発を推進。Microsoftの現在のビジネス管理製品を強化して少なくとも2013年まではサポートを継続する。メジャーリリースごとに、正式提供開始から5年間メインストリームサポートを提供、大半の製品については8年間のオンラインセルフサポートを提供する。

 コードネーム「Project Green」と呼ばれる次世代ビジネスソリューション開発プロジェクトは2段階に分けて提供予定。第一陣として2005〜2007年の間に、Microsoft Officeとシームレスに連携させた共有型ユーザーインタフェースをリリース。Microsoftのビジネスアプリケーションとサービス指向アプリケーションとの相互運用を実現し、SQL Server Reporting Servicesをベースとした共通のレポーティング環境と、SharePoint Portal Serverをベースにセキュリティを強化した共通のイントラネット/エクストラネット環境を導入する。

 第二陣のリリースは2008年に開始予定で、第一陣のリリースを基盤として、モデル駆動型のアプローチをビジネスプロセスに導入する。

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