DCへのログオン情報も含めたアクセスログを生成する「VISUACT-G システム」

セキュリティフライデーは、ドメインコントローラとファイルサーバのアクセスログを統合して完全なアクセスログを生成する「VISUACT-G システム」を発表した。

» 2005年04月14日 19時33分 公開
[ITmedia]

 セキュリティフライデーは4月14日、Active Directory環境にあるドメインコントローラと複数のファイルサーバのアクセスログを統合し、ログオン情報も含めた完全なアクセスログを生成する「VISUACT-G システム」を発表した。

 企業システムの大規模化にともないログの容量も増加した結果、極端な場合はログ収集のためにサーバのパフォーマンスに影響が及ぶなどという本末転倒な事態まで生じるようになった。また、せっかくログを収集しても、ファイルサーバへのアクセス監視だけではログオン情報が取得できないため、Windowsネットワーク内でどのユーザーが認証を行い、アクセスしたかまでは把握できなかった。

 VISUACT-G システムは、こういった問題を解決するための製品。ファイルサーバへのアクセスログを記録する「VISUACT-G」と、ドメインコントローラへのアクセスログを記録する「VISUACT-DC」のほか、これら2種類のログを自動的に統合する「VISUACT-R」から構成されており、ログオン情報からファイルサーバへのアクセス記録までを一元的に把握できる。VISUACT-GではWindowsファイルサーバのほか、NASサーバなどSMB/CIFS対応のあらゆるファイルサーバからアクセスログを収集できるという。

 VISUACT-G/DCはスイッチのミラーポートに接続して利用するため、既存システムに専用ソフトウェアなどをインストールする必要がない。ログサイズをコンパクトにしており、ギガビットネットワーク上でも支障なくログ収集を行えることなども特徴だ。

 製品の価格は、VISUACT-Gが250〜700万円、VISUACT-DCが19万8000円、VISUACT-Rは100万円。官公庁や一般企業を対象に、4月15日より版b内を開始し、初年度30セットの出荷を目指す。

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