AirDefense、ホットスポット装う新手の攻撃に注意呼び掛け

ホットスポットのログインページに見せ掛けたサイトにログインすると、45種類ものウイルスがコンピュータに送り込まれてしまう新手のフィッシング攻撃が報告された。

» 2005年05月11日 08時34分 公開
[ITmedia]

 空港などで提供されている公衆無線LANサービスを悪用した新手のフィッシング詐欺が報告されているとして、セキュリティソフト提供企業のAirDefenseが注意を呼び掛けた。

 最近発覚した攻撃では、ホットスポットのログインページに見せ掛けた偽サイトが設置され、ユーザーがこれにログインすると、45種類ものウイルスがコンピュータに送り込まれてしまうという。サイトから個人情報を入力させ、なりすましに利用される恐れもある。

 一般的な公衆無線LANを日常的に利用しているユーザーはそれほど心配する必要はないが、出張で空港の無線LANを利用する場合などは注意した方がいいとAirDefenseは解説している。

 被害に遭わないために、ホテルや空港ラウンジなど誰が接続しているか分からないホットスポットは避け、ホットスポットの利用はWeb閲覧だけにしておくようAirDefenseでは勧告。ホットスポットを使っていないときは無線LANカードを切るか抜いておき、電子メールやIMなどのセキュアでないアプリケーションはホットスポットで利用しないよう呼び掛けている。

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