W3C、モバイルWebの使い勝手向上目指す新プロジェクト

W3Cは、携帯機器からのWeb利用改善を目的としたプロジェクトを立ち上げた。このプロジェクトにはHP、Vodafoneなどが参加している。

» 2005年05月12日 08時37分 公開
[ITmedia]

 Web標準化団体のWorld Wide Web Consortium(W3C)は5月11日、日本で開催の第14回国際World Wide Web会議(WWW2005)で、モバイルWebの使い勝手向上を目指す新プロジェクト「Mobile Web Initiative」(MWI)を発表した。

 現在、Web閲覧機能を備えた携帯機器は数多いが、製品情報の検索や時刻表調べ、電子メールのチェック、モバイルバンキングといった携帯機器からのWeb閲覧は、期待されたほど便利になっていないとW3Cは指摘。

 MWIではこうした現状の改善に向けて2つの作業部会を設置。Mobile Web Best Practices作業部会では、携帯機器で問題なく閲覧できるWebコンテンツ開発を支援するための制作指針や実践例の策定を目指す。Device Description作業部会では機器属性記述方法の改善を図り、コンテンツ作者が自分のコンテンツを特定機器に適合させる際に利用できる機器属性記述データベースを作成する。

 MWI創設協賛会員にはFrance Telecom、HP、MobileAware、Segala M Test、Vodafone、Volantisの各社が参加している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ