今回から「SEを癒すアロマテラピー」と題して連載を開始することになりました。(特集:顧客満足度ナンバーワンSEの条件)
今回から、「SEを癒すアロマテラピー」と題して連載を開始することになりました。SEは日々押し寄せる無理難題と戦うことも多いと聞きます。長期戦に対応するには、自分なりの健康管理やストレス解消法を持っておくのもいいでしょう。
アロマテラピーと聞くと、もしかしたら女性のためのものと思われる方もいるかもしれません。良い匂いをかいでリラックスしたり、足をマッサージしたりするイメージが先行しているのも事実です。
しかし、最近は男性からのアロマに関する相談も増えてきました。それもそのはず、賢い男性陣は気づき始めたのです。病気ではないけれど、なんとなく感じる心身の疲労や不調を軽減するのにとっても便利だと言うことに。そうなのです。アロマテラピーは男女問わずに役立つものなのです。
そこで本連載では、特にSEの皆さんの役に立つようなアロマテラピーの気軽な方法やオイルの種類について、簡単に紹介していきます。
アロマテラピーというのは、芳香療法のことですが、詳しい説明は今回はナシにして、すぐに役立つオイルの紹介をしていきましょう。
今回紹介するのは「Tea Tree Oil」です。ティートゥリーオイルと読みます。でもお茶のオイルではありません。オーストラリアの原住民がお茶として飲んでいたことから付いた名称で、学名はMelaleuca alternifolia といいます。さわやかですが、少し刺激のある香りがあります。
ティートゥリーの特徴は、とても汎用性が高いことです。免疫力のアップや殺菌力があると考えられており、オーストラリアでは昔から傷薬として使われています。
今年は特に、花粉症に悩まされる人も多かったと聞きます。花粉症にかかった瞬間、くしゃみ、鼻水、涙すら止まらないという方もいるでしょう。これでは、システム構築どころではありませんね。そんな悩みを持つ方は、ティッシュにティートゥリーを垂らし、ときどき香りを嗅ぐことで、症状の緩和になるといわれています。
また、同じように、集中力が資本のSEにとって、水虫も大敵です。水虫の方は、お風呂場の洗面器にお湯を張り、ティートゥリーを3滴ほど入れて、悩める足を数分間つけておくと効果的だといわれています。
それから、口を清潔に保つには、コップのお水に2、3滴たらしてうがいをするのもよいでしょう。歯肉炎や歯槽膿漏の予防にもなりそうです。ただし、現在国内ではアロマオイルは雑貨という扱いになっており、医薬品のように、薬効をうたうことはできません。
なんと、このティートゥリーには、1,8シネオールという成分が含まれており、これは有名な洗口剤「リステリン」にも入っている成分です。最近はさまざまなところにアロマショップがありますので、比較的簡単に手に入ります。
次回は緊張や肩こり緩和に役立ちそうなオイルを紹介します。
加藤恭子
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.