行けない人もこれで安心――LinuxWorldフォトリポート Vol.2

LinuxWorldフォトリポートの第2弾は、ソフトウェアベンダーを中心にお届けする。今回のLinuxWorldでは会場のあちこちでGeekoを目にすることができる。


 6月1日から3日間、東京ビッグサイトで開催されているLinuxWorldExpo/Tokyo 2005。フォトリポートの第2弾は、ソフトウェアベンダーを中心にお届けする。

ノベル

 会場に入って一番最初に目に飛び込むのがノベルのブースだ。今回、同社では3つの製品を中心に展示が行われている。基幹システムでの利用にも耐える「Novell SUSE LINUX Enterprise Server 9」(SLES 9)、SLES 9上に統合化されたディレクトリサービス、ファイルサービス、プリントサービス、クラスタリングネットワークサービスなど同社がこれまで培ってきた技術を数多く移植した製品で、NetWareからのマイグレーションとして用意されている「Novell SUSE Open Enterprise Server」(SUSE OES)、そしてITリソース管理を行う「Novell ZENworks 7 Suite」の3つだ。

 そのほか、6月2日にリリースされた日本SGIとの提携に関連して(関連記事参照)、Altixサーバも展示されている。

Altix ノベルのブースに置かれた日本SGIのAltixとGeekoたち

 今回、ノベルのブースでは、アンケートに答えることでスターバックスのコーヒーがもらえるほか、マスコットのカメレオン(Geeko)のぬいぐるみが当たるイベントなども行われており、今回のLinuxworldで一番にぎわっている。また、Geekoの姿はほかのブースでもよく見かけるため、日本においてもNovell SUSE LINUXの存在感が高まっていることを感じさせる。

レッドハット

 そのノベルと商用Linuxディストリビューションで覇を競うレッドハットは、会場のほぼ中央にブースを構え、4月に国内でも正式発表した「Red Hat Enterprise Linux 4」(RHEL 4)を紹介している。ブースでは、参加者にスキルチェックテストを行わせ、自身に合ったRed Hat資格試験はどれなのかを教えるコーナーなども用意されていた。

レッドハットブース 数年ぶりにブースを出展したレッドハットのブース

 Red Hatは米国時間の6月1日、2004年9月に買収したAmerica Online(AOL)のNetscape Enterprise関連資産のうち、「Netscape Directory Server」をベースとするディレクトリサーバ製品を「Red Hat、Directory Server」として発表、合わせてコミュニティーには「Fedora Directory Server」として提供した(関連記事参照)

 残念ながら実際の製品は展示されていないが、6月3日の最終日には同製品に関するプレゼンテーション(もしくはデモ)が予定されている。午後2時から3時ごろにかけて行われるようなので、気になる方は足を運んでみるとよいだろう。

ミラクル・リナックス

 ミラクル・リナックスのブースでは、この秋にリリース予定の「MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside」のコアとなる「Asianux 2.0」関連の展示が多い。また、先日発表した日本ストラタステクノロジーとの戦略提携を受け(関連記事参照)、ブースには日本ストラタステクノロジーの「ftServer」が置かれている。説明員の話では、ftServer関連のモジュールは、Linuxディストリビューションにマージされるのではなく、別CD-ROMの形で用意されることになるという。そのほか、64ビットサーバ上でOracle 10g RACとMIRACLE CLUSTRPROを組み合わせたクラスタソリューションなども展示されていた。

miracle ミラクルのブース。説明員の横にあるのがftServer

NEC

 フォトリポートのVol.1で紹介できなかった大手ハードウェアベンダー、NECのブースでは、「エンタープライズLinuxソリューション for MC」(関連記事参照)をテーマに、多くの展示や実機デモが行われている。NX7700iやExpressだけでなく、Itanium 2のアーキテクチャをACOSアーキテクチャに変換する「ACOSプラットフォームテクノロジ」を搭載したメインフレーム「ACOS i-PX9000」も展示している(関連記事参照)

NECのサーバ製品群 i-PX9000を中心にNECの製品群が並ぶ

 また、同社では組み込み分野でもパケット交換機や携帯電話などLinuxを多岐にわたって採用し、多くのシステム開発の実績を持っているが、そうした取り組みの最先端を示すものとして、将来の携帯電話のアプリケーションプロセッサとして期待がかかる「MP211」を出展している。

MP211 地上波デジタル放送規格に準拠したH.264フォーマットの再生デモも

 このほかにもベリタスのブース、テンアートニと大塚商会のブースなどに多くの人が集まっていた。どちらもブースの大半をミニシアターとし、製品情報やオープンソース・ソフトウェアへの取り組みを紹介している。後者のブースではLifeKeeper for Linuxのほか、EXGEN LDAP Managerなどが展示されていた。

VERITAS VERITASのブース
10oo.jpg テンアートニと大塚商会のブース

 次回のフォトリポートでは、これまでに紹介できなかった.orgパビリオンなどを中心にお届けする予定だ。

? 某ブースでは見慣れないOSも展示されていた。詳細は次回に

Copyright© 2010 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.




キャリアアップ



エンタープライズ・ピックアップ

news008.jpg クラウドがもたらす本当のメリット:日本のクラウド市場の現状とクラウドの価値へのフォーカス
クラウドに関する企業ユーザーの声は厳しい。それが何を意味するのかがいまだ分かりにくく、まして何を提供してどのような利便性が生まれるのかの説明がなされていないからである。クラウドがもたらす変化や体験を正しく伝え、理解されることが、本当のクラウドを企業へ推進することにつながるのである。

news008.jpg 点検 ストレスなきデジタル情報整理術:「残業ゼロ」に向けて社員の能力を引き出す方法――元トリンプ社長の吉越氏
業務の生産性向上や効率化などの課題を解決するには、ITの活用に加えて、社員が活力を維持できることも重要になる。ストレスのない働き方を実現していくためのポイントを、「残業ゼロの仕事術」で知られる元トリンプ・インターナショナル・ジャパン社長の吉越浩一郎氏に聞いた。

news040.jpg 戦略コンサルタントの視点:無料化するクラウド、潜む落とし穴
戦略コンサルティングファーム独ローランド・ベルガーに、情報システムの新たな姿について寄稿してもらう。4回目は、クラウドコンピューティングの落とし穴について解説する。

news013.jpg ITmedia リサーチインタラクティブ 第5回調査:Google Appsへの期待が鮮明に――変わる企業の情報共有基盤
電子メールやスケジュール管理などの機能を持つコミュニケーションツールの入れ替え時期が迫っている。10年前に導入した企業が約4割に上り、今後の導入においてはGoogle Appsへの期待が高まっている。ITmedia エンタープライズとITRが実施した読者調査から、企業の情報共有基盤に対するニーズの変化を明らかにする。

news011.jpg ドジっ娘リーダー奮闘記:年上の男の子
年功序列型の組織ではあまり存在しなかった立場と年齢の逆転が実力主義の現在では当たり前になり、若いリーダーが年上のメンバーとの関係に戸惑うことが多いようです。今日は年上のメンバーへの接し方を、しんこちゃん&春美ちゃんの新米リーダーペアとともに学びましょう。