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» 2005年06月23日 02時41分 UPDATE

金融機関が考える「オープンプラットフォームで留意すべき点」 (1/2)

VA Linux主催のイベントで、UFJISの蒲原寧氏がUFJ銀行のオープンプラットフォーム戦略とLinuxへの取り組みについて説明した。

[西尾泰三,ITmedia]

 VA Linux Systems Japanが22日から23日にかけて開催している「VA Linux Business Forum 2005」。そのセッションの1つにUFJISのオープンプラットフォーム部長の蒲原寧氏が登壇、UFJ銀行のオープンプラットフォーム戦略とLinuxへの取り組みについて説明した。

蒲原氏 「ユーザーが声を出していかなければいけない。Red Hatに苦労させられているユーザーも多いんじゃないですか?」と笑う蒲原氏

 UFJISは、UFJグループの総合金融サービスをITで支えるために設立されたシステム会社。EA(Enterprise Architecture)に基づくITの全体最適を志向している。ちなみに、UFJホールディングス(HD)はこの10月に三菱東京フィナンシャル・グループ(FG)と経営統合し、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」(MUFG)を発足するため、システム面でUFJISにかかる期待は大きいといえる。

 昨今の銀行業務を見ると、インターネットバンキングに代表されるようなこれまでにないチャネルの多様化が見られる。つまり、スピードと革新性がより要求されるようになった銀行経営において、そのシステムには、拡張性・柔軟性の高さは言うに及ばず、新機能を短時間・低コストで実装できること、そして何より技術者を継続的に確保できることが求められる。それがUFJ銀行をメインフレームからオープンプラットフォームに移行させた理由だった。同社では現在、新しく構築するシステムはLinuxの適用を基本としているという。

 「経営課題をいかに解決するかがキーで、その意味ではメインフレームもUNIXもLinuxも同じ延長線上にあると考えている」(蒲原氏)

 UFJ銀行ではシステム全体のコンポーネント化、統合データベースの採用、そしてオープンなシステムであることを念頭に置き、業務部分となるプロダクト群(ミドルウェア)には日立製作所の金融ミドルウェア「Justware」を適用、J2EEを基盤としたフレームワーク化を進めた(預金業務などは変更頻度が少ないため、既存資産を有効活用すべくメインフレーム上で稼働させている)。そうしたプロダクト群とさまざまなチャネルとの間にハブ&スポークと呼ばれるインフラを作成している。

fig1.jpg システム構成図
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