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» 2005年07月07日 10時06分 UPDATE

SCO対IBM訴訟、審理は2007年に

SCOが証拠開示プロセスを長引かせようとしていることに、裁判所はいら立っているようだ。裁判所は2007年2月26日の陪審審理をずらすことを認めないだろう。

[Steven J. Vaughan-Nichols,eWEEK]
eWEEK

 SCO対IBMの裁判が最後の航程にあると思っているのなら、考え直した方がいい。

 この訴訟の最新の展開として、ソルトレークシティの米連邦裁判所のデール・キンボール判事は、陪審による審理の日を2007年2月26日に決定した。

 同判事は、SCOがIBMのサム・パルミサーノ会長兼CEO(最高経営責任者)を宣誓証言に召還することを認めた。これはつまり、パルミサーノ氏が宣誓の下で、IBMがSCOの知的財産を流用した疑いについての質問に答えるということだ。

 裁判所は「パルミサーノ氏は、この訴訟の申し立てに関して独自に知っていることがある可能性がある」と判断した。IBMの事業への支障を最小限にするために、SCOはパルミサーノ氏の証言をユタの裁判所ではなくニューヨークで行うことに同意した。

 7月4日の決定以前に、キンボール判事は、SCOが訴状の内容を修正して、IBMの「AIX on Power」OSにSCOのUNIX関連知的財産が流用されたという申し立てを含めることを認めないとする判決を下した。

 「SCOが提案した修正を認めれば、ただでさえ大きく複雑な訴訟を拡大することになり、解決を遅らせるだけだ」と同判事。

 「さらに、SCOはこの訴訟の間に2回訴状を修正した。さらなる修正の期限はとうに過ぎている。同社は当裁判所の2004年6月10日の命令により求められる『やむを得ない状況』を示さなかった」(同判事)

 法律事務所Howard Rice Nemerovski Canady Falk & Rabkinの弁護士ハワード・フロンク氏は、この命令は「SCOが証拠開示プロセスを長引かせようとしていることに、裁判所がいら立っていることを示唆している」と話す。

 「まず裁判所は、IBMのAIX for PowerがSCOのUNIX関連著作権を侵害したとの主張を加えるためにSCOが再度訴状を修正することを拒否した」(同氏)

 それから、「裁判所は、SCOは最初に訴状を提出したときにこのことについて知っていた、あるいは知っていたはずだと述べた」と同氏は言う。

 キンボール判事は、弁護士に対し「流用されたとされるすべての知的財産を明確に開示する」期限を2005年12月22日と定めた。

 これはつまり、SCOが正確に「どのSCOの知財をIBMが流用しているのか」を明かさなくてはならない日時を「裁判所がはっきり決めた」ということだとフロンク氏。

 「裁判所はこれまでに、SCOにこうした情報を開示するよう命じた。SCOはそれに対し、IBMからさらなる情報が開示されなければ、必要なコードの比較ができないと答えた。明らかに、裁判所はSCOの主張に納得していない」(同氏)

 フロンク氏にとっては、「裁判所が明らかにSCOに不満を持っていること、証拠開示と答弁が続いていることを考えると、裁判所は審理日が2007年2月26日からずれることは認めないように思える」。

 「もちろん、両社が早期解決に持ち込めば審理は必要ない」と同氏。

 もっとも、SCOにもIBMにも法廷外での解決を模索する様子はうかがえない。さらに、SCOは訴訟を最後まで戦い抜くだけの金銭的なリソースがあると主張してきた。

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