AOL、会員向けのフィッシング対策強化

AOLは複数のセキュリティ企業と提携し、会員向けフィッシング防御措置を提供、1日当たり800万件のフィッシング攻撃を遮断しているという。

» 2005年10月06日 08時54分 公開
[ITmedia]

 米America Online(AOL)は10月5日、会員向けのフィッシング詐欺対策強化を発表した。フィッシング対策企業のMarkMonitorおよびCyveillanceと新たに提携し、既存パートナーのCyotaとも契約を拡大して複数層の防御措置を提供。これにより、1日当たり800万件のフィッシング攻撃を遮断しているという。

 新しい防御策として、新規登録されたドメインをチェックして正規のサイトに見せ掛けた偽サイトでないかどうかを判断。継続的にWebを巡回して怪しいサイトがないかチェックするとともに、AOL会員から毎日100万件以上寄せられる報告をもとに、怪しいURLを分析して調べる。

 また、世界のシステム管理者およびWebホスティングプロバイダーと協力して既知のフィッシングサイトを削除する取り組みを推進。偽サイトへの対抗措置を講じて個人情報が収集されるリスクを低減し、新しく発見されたフィッシングサイトにAOL会員がアクセスするのを防止する。

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