IE用の累積パッチで問題発生

MicrosoftのIE用累積パッチを適用したシステムで、ActiveXコントロールを含んだWebページが適切にロードされなくなるなどの問題が発生している。

» 2005年11月04日 08時40分 公開
[ITmedia]

 先にリリースされたInternet Explorer(IE)用の累積パッチを適用したシステムで問題が発生しているとして、Microsoftが問題の回避方法をサイトに掲載した。

 問題が起きているのは8月にリリースされた「MS05-038」と、10月にリリースされた「MS05-052」の累積パッチ。

 このうちMS05-038をインストールすると、monikerと呼ばれるカスタム版のCOMオブジェクトが機能しなくなってしまうという。カスタム版のmonikerは、ActiveXコントロールのインスタンス参照・作成あるいはコード実行の目的で使われる。

 Microsoftではこの問題の回避策を紹介しているが、それによってコンピュータが攻撃を受けやすくなってしまう恐れがあり、システムを守るために追加措置を講じるようにとアドバイスしている。

 もう1つの問題は、MS05-052の累積パッチを適用すると、ActiveXコントロールを含んだWebページが適切にロードされなくなってしまうというもの。コントロールパネルで「プログラムの追加と削除」を開こうとすると、エラーメッセージが表示されることもあるという。この問題についてもMicrosoftのサイトで回避策が紹介されている。

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