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» 2005年11月09日 14時27分 UPDATE

「Google APIを標準に」――共通検索APIを求める開発者

GoogleやYahoo!、MSNなどが使っている別々のAPIを共通のものにするよう、Webの草分けであるデイブ・ワイナー氏が提案している。

[eWEEK]
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 コンピュータプログラマーがGoogleやその他の大手検索エンジンの情報を利用するためのAPIを標準化するべきかどうかをめぐり、新たな議論が起きている。

 また、プログラマーのアプリケーションが検索エンジンAPIを利用する上での制限も問題になっている。

 議論の的になっているのは、コンピュータプログラムが相互に連係する手段となる共通APIだ。企業は自社製品のAPIを公開しなくてもよいのだが、多くの企業は公開している。より多くの人々に製品やサービスに触れてもらえる安価な手段になるからだ。

 3大検索エンジンGoogle、Yahoo!、Microsoft傘下のMSNは、それぞれ別のAPIを使っている。各社とも、自社が収集した素材を使ったサービスを開発者が構築できるようにしている。

 開発者がGoogleの検索APIを利用する場合、1日当たりクエリー1000件までという制限が課される。Microsoftの場合は1万件が上限で、Yahoo!は5万件だ。ソフト開発者らは、理想的には制限なしであるべきだと主張している。

 Webの草分けデイブ・ワイナー氏は先週のブログの中で、Yahoo!とMicrosoftはGoogleのAPIをコピーして自社のサービスに採用するべきであり、クエリーの上限も撤廃するべきだと提案した。

 「それが実現される可能性は示されていた。それから3年経った今、それを現実にするべき時が来た」と同氏はブログに書いている。同氏は11月7日の取材で、共通APIは「避けられない」と語った。

 同氏は、クエリーの制限撤廃が不可能な場合は、重要なインターネットアプリケーションにとって現実的な制限にするべきだと付け加えた。「1日当たり100万クエリーならどうだろう? それで行こう」

 ワイナー氏は最近、ブログ企業Weblogs.comをVeriSignに数百万ドルで売却した(10月8日の記事参照)

 同氏の見解を、Microsoftのテクニカルエバンジェリスト、ロバート・スコーブル氏は支持している。スコーブル氏は自身のブログで、Google APIのクローン作成は「容易ではないだろう。われわれは数千万ドルをかけたサービスを共有したがらないどん欲なビジネスマンだ。Googleはそれが分かっており、笑いが止まらないほどもうけている」と述べている。

 Googleの広報担当者は、無制限アクセスを求めるワイナー氏の要望に対し、同社には「APIを変える計画はない」と語った。同氏の共通APIの提案については今のところコメントはないという。

 ワイナー氏の意見は、この数日多数のブロガーの間で議論の的になっており、これを批判する人もいる。

 多くの人は、共通APIがあっても、検索業界はまだ実際の検索クエリーの作成に使う共通言語を決めていないため、自由で遍在的な検索プログラムという目標は実現できないと指摘する。

 「当面は、この状況が変わる見通しはないと思う」とあるコメンターは最近のMackmoブログに書いている。

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