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» 2005年11月21日 14時01分 UPDATE

NECがシンクライアントシステムを強化、ノート型端末などを追加

NECは、シンクライアントシステムを実現する「クライアント統合ソリューション」の内容を強化し、新たな端末やミドルウェアの機能強化を図った。

[ITmedia]

 NECは11月21日、シンクライアントシステムを実現する「クライアント統合ソリューション」の内容を強化した。

 クライアント統合ソリューションでは、顧客の環境や要望に応じて3方式のシンクライアントシステムが選択できる。データセンターに置かれたブレードサーバ上に仮想的なPC環境を構築、稼動させてリソースを柔軟に振り分ける「仮想PC方式」、同じくデータセンターでサーバを稼動させ、画面情報のみをICAやRDPを通じてクライアントに転送する「画面転送方式」、サーバに格納しているOSやアプリケーションをクライアントPCにダウンロードして利用する「ネットブート方式」だ。

 今回の機能強化では、新たに3種類のシンクライアント端末がリリースされたほか、仮想PC方式を実現するミドルウェア「VirtualPCCenter」とネットブート方式を実現する「Ardence」の管理機能が拡充された。

 「VersaProシンクライアント」は、仮想PC型/画面転送型の両方式に対応する、ノートPC型のシンクライアント端末だ。既存の環境に合わせたROMの仕様設計やカスタマイズサービスも提供され、ICカードやUSBデバイスを用いたサーバ接続、無線LANの利用など、さまざまな利用法が可能という。価格は15万7000円からで、2006年1月31日より出荷される。

 また「TC-Station」は仮想PC/画面転送型に対応した、「Express5800/53Xc」はネットブート型に対応したデスクトップ型シンクライアント端末。特に後者のExpress5800/53Xcは、設計やグラフィックといった分野を対象としており、グラフィックアクセラレータの搭載が可能だ。価格はそれぞれ7万8000円、28万9000円から。

 さらにミドルウェアの機能拡張では、同社独自の仮想PCシンクライアントシステム、VirtualPCCenterの管理用GUIを強化したほか、「SigmaSystemCenter」を管理基盤とすることで、数千台規模のクライアント端末とサーバを含んだ統合管理を行えるようにした。

 一方、ネットブート方式を実現するArdenceでは、サーバの冗長化を実現する「HAオプション」、端末上でUSBなどの外部デバイスに対する出力をコントロールする「Port Blockerオプション」が提供されるほか、日本語GUIでArdenceシステムの運用管理を行える「System Management for Ardence」が提供される。

 NECでは、同社内でのシンクライアント展開を引き続き継続するとともに、クライアント統合ソリューションを通じて今後3年間で1000億円の売り上げを目指す。

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