IBMの新ソフトではシステムがフリーズしてしまう前に問題を自動的に検出し、自己修復してくれる。
米IBMは12月2日、システムがフリーズしてしまう前に問題を自動的に検出し、自己修復してくれるTivoliシリーズの新ソフトを発表した。
新ソフトでは問題をピンポイントで特定し、例えばインターネットの混雑解消や停電後のシステム復旧などを行うことが可能。人体の自律神経が骨折を自然に治してしまうのと同様に、システムが減速したりサービスに支障が出るのを防ぐことができるとIBMは説明している。
複雑なシステムではシステム障害を見つけて修復するという時間のかかる作業が付き物だが、自己修復ソフトによってこの作業が回避でき、あらゆる種類の企業でオンラインアプリケーションを安全かつ完全に管理できるようになるとIBM。
新製品はオンラインアプリケーション管理ソフトの「IBM Tivoli Monitoring」、ネット上の情報へのアクセス速度を加速させる「IBM Tivoli Composite Application Manager」、複数のプラットフォームとOSで実行されているアプリケーションの状況を把握できる「Tivoli System Automation for Multiplatforms」の3種類。いずれもIBMからの直販とパートナー経由で販売する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.