BMWがITインフラをIntelベースの技術で標準化する。両社の提携は、技術にとどまらず、IntelによるBMW Sauber F1レーシングチームのスポンサーシップにも及ぶという。(IDG)
スピードで知られる業界大手同士が一緒にレースすることを決めた。
ドイツの自動車メーカーであるBMWとチップメーカーのIntelは12月15日、長期間の技術および共同マーケティングのスポンサーシップ契約で合意したことを発表した。
合意によれば、BMWはIntelの技術をデータセンターに配備したり、CentrinoノートブックやIntelベースのPDAをグループ全体で採用していくという。
Intelはまた、BMWがデータセンターのITインフラをグローバルで標準化していく実装を支援するほか、世界で3000を超えるディーラーにIntelベースのサーバやPCを提供、ソフトウェアのサポートも行う。
「今回の提携を通じ、ITコストを削減できると期待している」と話すのは、 BMWのスポークスマン、ユルク・コットマイヤー氏。
さらに、両社は自動車の中の電話やミュージックプレーヤーといったデバイスを統合していくことで協調していくという。
両社の提携は、技術にとどまらず、共同マーケティングやIntelによるBMW Sauber F1レーシングチームのスポンサーシップにも及んでいる。BMWは6月、このチームを傘下に収めている。
BMW Sauber F1とその新しいパートナーらは来年1月、スペインのバレンシアで新しいチーム体制を披露する予定だ。
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