SolarisでLinuxアプリ実行のソフト「BrandZ」リリース

Linuxアプリケーションに手を加えることなくSolarisで実行するためのソフト「BrandZ」(旧称Project Janus)が、ほぼ1年遅れで公開された。(IDG)

» 2005年12月17日 08時39分 公開
[IDG Japan]
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 米Sun Microsystemsは、Linuxアプリケーションに手を加えることなくSolarisで実行するためのソフトをほぼ1年遅れでリリースした。このソフトはこれまでProject Janusと呼ばれていたが、今回「BrandZ」と改称され、SunのOpenSolarisコミュニティーで12月13日に公開された。

 プロジェクトを率いるSunエンジニアのニルズ・ニュウェジャー氏によれば、BrandZのリリースによってこのプロジェクトがある程度拡大。同技術はFreeBSDやApple ComputerのオープンソースプロジェクトDarwinといったOSの実行にも利用できる。

 Janusは、今年リリースされたSolaris 10には実装されなかった。同ソフトを設計し直してSunの新しい仮想化技術「Solaris Zones」に対応させた方がいいと、Sunのエンジニアが判断したためだ。

 SunではいずれBrandZで、Red HatやNovellなどの特定のLinuxディストリビューションをサポートしたい意向だと、調査会社Ideas Internationalの上級アナリスト、トニー・イアムズ氏は解説している。

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