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» 2006年02月08日 17時32分 UPDATE

P2P+無線LANで“サーバ&インフラいらず”――マクニカとスカイリーがアドホック型音声通信で協業

マクニカネットワークスとスカイリー・ネットワークスは、P2Pと無線LANの技術を利用したVoIP通信環境を共同で提案する。災害時などにサーバレス/インフラレスで通信経路を確保するのに適したソリューションだ。

[ITmedia]

 マクニカネットワークスとスカイリー・ネットワークスは、P2Pと無線LANの技術を利用した音声通信環境の構築について、共同マーケティング活動を2月8日より開始した。マクニカが代理店販売する仏Popular TelephonyのP2Pミドルウェアとスカイリー・ネットワークスが開発・販売する無線アドホックネットワーク構築ソフト「DECENTRA」を連携させた、サーバや通信インフラを必要としない無線P2P通信環境を提案するため、販売、プロモーション活動において協力する。

 大規模な天災などが発生した緊急時の通信経路を確保する手段として、通信事業者では通常、経路の二重化やバックアップ設備の強化を図っているが、高額なコストや通信上の部分的なボトルネックの問題が残されている。そこで両社では、サーバや通信インフラを用意しなくても音声通信環境を構築できる今回のソリューションが最適だとしている。

 DECENTRAは、基地局や無線アクセスポイントを設置することなく各端末を互いに直接通信させ、さらに無線LANの電波が届く数十メートル以内にある端末を探し出して、データの中継局としてリレーさせながら通信半径を大きく広げることができる。このDECENTRAとP2Pミドルウェアを組み込んだIP電話端末やWi-Fi端末、PDAを開発すれば、サーバや通信設備を物理的に設置することなく端末間のVoIP通信が可能となる。

 この仕組みを利用すると、例えば災害の現場において救助員に端末を持たせることで、無線LANエリア内で複数の端末によるマルチホップ型の音声通信路が確立され、災害対策本部までバケツリレーでの連絡網が実現する。

 マクニカとスカイリーの両社は、国内の通信事業者やIP電話端末メーカーにこのソリューションを提案していくという。

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