マクニカ、無線LAN+IEEE 802.1xベースの検疫ネットワークシステムを販売

マクニカネットワークスは、同社が扱う米Symantecのセキュリティパッケージと米Trapeze Networksの無線LANシステムを組み合わせた検疫ネットワークソリューションを展開していくことを発表した。

» 2006年01月18日 16時15分 公開
[ITmedia]

 マクニカネットワークスは1月18日、同社が国内で販売する米Symantecのセキュリティパッケージと米Trapeze Networksの無線LANシステムを組み合わせた検疫ネットワークソリューションの提供を開始すると発表した。

 Trapeze Networksの「Trapeze Mobility System」は、LAN上のユーザー認証をつかさどるIEEE 802.1x規格に対応した無線LANスイッチ「MXシリーズ」、アクセスポイント「MPシリーズ」、統合管理ツールから構成される無線LANシステムで、外部の認証サーバを用意しなくてもIEEE 802.1xによる認証やWeb認証が可能な点が特徴。

 また、Symantecの「Sygate Secure Enterprise」は、企業内LANに接続するすべての端末にロケーションベースでポリシーの適合を強制するエンドポイントのセキュリティ対策ソフトウェア。そのLAN Enforcerと呼ばれる機能では、IEEE 802.1x対応スイッチと連携して、端末側でセキュリティパッチやウイルス定義ファイルの適応状況などのチェックを実行、端末がポリシーに適合しない場合はスイッチ側にそのアクセスを制限させる仕組みを実現する。

 今回、マクニカネットワークスとTrapeze Networksとの共同検証において、MXシリーズおよびMPシリーズがLAN Enforcer機能と相互に連携して、端末のユーザー認証やポリシー適合チェックに基づくアクセス制御が可能なことを確認したという。さらに、MXシリーズのダイナミックVLAN機能で端末ごとに動的に所属VLANを切り替える認証VLANも可能なため、検疫ネットワークと併せて安全な無線LANを構築できることになる。同社は両製品の動作検証を基に、無線LANによる検疫ソリューションの展開を図るとしている。

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