Winny検出ツールも同梱、トレンドマイクロが企業向けウイルス対策ソフトの新版

トレンドマイクロは、企業向けウイルス対策ソフトの新版「ウイルスバスター コーポレートエディション 7.3」を発表した。上位版にはWinny検査ツールも同梱されている。

» 2006年03月02日 19時04分 公開
[ITmedia]

 トレンドマイクロは3月2日、企業向けウイルス対策ソフトの新バージョン「ウイルスバスター コーポレートエディション 7.3」を発表した。上位版には、P2P型ファイル共有ソフト「Winny」の有無を検査するツールも付属している。

 ウイルスバスター コーポレートエディションは、Webベースのコンソールによる一元管理、制御が可能な企業向けのウイルス対策/セキュリティソフト。通常版のほか、パーソナルファイアウォール機能も備えた「アドバンス版」がある。

 新バージョンではアドバンス版に、Winnyの有無をチェックする対策ツール「アドバンス検索ツール」が付属する。アドバンス検索ツールでは、専用のパターンファイルと検索機能によってWinnyを検出、削除する。検索ツールはユーザー自身がローカルで実行できるほか、Active Directoryのログオンスクリプトを用い、ログイン時に自動的に実施することも可能だ。検索結果は管理サーバにログとして出力される仕組みだ。

 バージョン7.3ではほかに、64ビット環境をサポート。また、Cisco SystemsのNAC Version 2に対応し、無線LANアクセスポイントを含め、より幅広い環境で端末の保護とアクセスコントロールを行えるようになったという。

 クライアント側の対応OSはWindows 95からWindows XP、Windows Server 2003とほぼすべてのWindowsプラットフォームをサポートしているが、アドバンス検索ツールについてはWindows 2000/XPのみのサポートとなる。価格は通常版が5ライセンス当たり3万6000円から、アドバンス版は同4万9000円。4月5日より出荷を開始する。

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