NOSiDE+OmniSwitchによる認証VLANベースの検疫ソリューションを共同開発

テリロジーとネットマークス、NTTデータ先端技術は資産管理ツールとアルカテルの認証スイッチを連携させるネットワーク検疫ソリューションを共同で開発、販売を開始する。

» 2006年03月17日 16時46分 公開
[ITmedia]

 テリロジーとネットマークス、エヌ・ティ・ティ・データ(NTTデータ)先端技術は3月17日、認証VLANによる検疫ソリューションを3社で共同開発した。本ソリューションは、NTTデータ先端技術が開発するPC資産/セキュリティ管理ツール「NOSiDE Inventory Sub System」とアルカテルの認証スイッチ「OmniSwitch」とを連携させ、各クライアントのセキュリティチェックやネットワーク接続の制御、必要に応じて端末の「治療」を行う検疫システムを構築するもの。

 NOSiDEは、PCのインベントリ情報管理やウイルス定義やパッチなどセキュリティ対策状況のチェックを行う資産管理ソフト。これまでにも日立電線の認証スイッチ「Apresia」などとの連携が可能だったが、OmniSwitchのユーザー認証VLAN機能との連携をサポートし、エッジや無線LAN環境でのアクセスユーザーの認証やVLANの割り当てが可能となる。

 ユーザー認証には専用クライアントを必要としないWeb認証方式を採用し、Windows以外のクライアントOSにも対応する。教育機関向けのネットワーク構築実績のあるネットマークスでは、Mac OSやLinuxといったマルチOSの利用や持ち込みPCの多い大学をはじめとする文教市場を主なターゲットとして、テリロジーと共同で拡販を進める。

 検疫ソリューションの価格は、OmniSwitch連携機能と認証サーバの組み合わせで100ユーザー360万円、NOSiDEのみの検疫システムで100ユーザー195万円。初年度10億円の売り上げを見込む。

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