VPN接続端末にも検疫機能を、ネットマークスとラックがサービス開始

ネットマークスとラックは、企業ネットワークへリモートアクセスしてくる端末のセキュリティ状況を検査する「検疫ネットワークサービス Remote」を開始した。

» 2005年02月04日 21時02分 公開
[ITmedia]

 ネットマークスとラックは2月4日、企業ネットワークへリモートアクセスしてくる端末のセキュリティ状況を検査し、アクセス制御を行う「検疫ネットワークサービス Remote」の提供を開始した。

 両社はこれに先立つ2004年5月に、企業イントラネットに接続を試みるWindows PCのセキュリティ状況を検査し、企業が求めるポリシーを満たさない限り接続させないようにする「検疫ネットワーク」を開発し、販売を開始している。今回開始されるサービスは、自宅や外出先などからインターネット経由で接続する端末に対し、同等の検査機能を提供するもので、脆弱性を残したままのPCが企業ネットワークに接続され、ワームなどが侵入してしまうケースを防ぐ。

 このサービスでは、Windows OSおよびInternet Explorerのパッチ適用状況のほか、ウイルス対策ソフトの定義ファイル更新状況を確認できる。検査はWebブラウザ経由で行えるが、ActiveXコントロールを有効にしておく必要がある。

 検疫ネットワークサービス Remoteは、IPSec VPN(Cisco VPN 3000シリーズ)もしくはSSL VPN(Juniper Networks SA/RAシリーズ)経由での接続を前提としている。他のVPN機器との組み合わせについては、要問い合わせとなる。

 価格は100ユーザー程度の場合で月額10万円から、初期導入費用は30万円。

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