持ち込みPCのセキュリティを水際で検査、ネットマークスとラックがASPサービス

ネットマークスとラックは、企業内に持ち込まれるWindows PCがポリシーを満たしているかどうかを検査する「コンプライアンス検査サービス」を開始した。

» 2004年11月18日 22時17分 公開
[ITmedia]

 ネットマークスとラックは11月18日、企業内に持ち込まれるWindows PCがセキュリティポリシーを満たしているかどうかを検査する「コンプライアンス検査サービス」の提供を開始した。

 両社は先に、やはり共同で、セキュリティポリシーを満たさないかぎりクライアントPCのネットワーク接続を許可させない仕組みとして「検疫ネットワーク」の提供を開始済みだ。このサービスに対し、「まず持ち込まれたWindows PCに対する検査だけを実施したい」という声があったことから、検査機能に特化したコンプライアンス検査サービスを提供することとした。

 コンプライアンス検査サービスでは、検疫ネットワーク同様、PCに搭載されているOSおよびアプリケーションのパッチ適用状況と、ウイルス対策ソフトのパターンファイル更新状況をチェックできる。検査結果に基づいて対策方法も提示される仕組みだ。サービスはASP形式で提供され、しかも端末側に専用エージェントなどをインストールする必要はない。

 サービスメニューは3種類。「エクスプレス」では、両社が定めた共通ポリシーに基づいて端末の環境をチェックし、「スタンダード」では、顧客ごとに個別のポリシーを用いて検査が行える。また、コンプライアンス検査に「不正PC検出サービス」を組み合わせた「プラス」も用意されている。

 サービス料金は、初期費用が10万円、月額10万円から。出入り業者/外注業者の多い企業やデータセンターなどを対象に、1年間で100社の導入を見込んでいる。

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