SunはUltraSPARC T1プロセッサのハードウェア仕様をGNU GPLの下で無償公開する。
米Sun Microsystemsは3月21日、UltraSPARC T1プロセッサのハードウェア仕様を公開すると発表した。
UltraSPARC T1のオープンソース版は「OpenSPARC T1」と命名され、GNU General Public License(GPL)に基づき無償で公開する。UltraSPARC T1の独自技術であるチップマルチスレッディング(CMT)も公開の対象となる。
これほど複雑なハードウェア仕様がGNU GPLで公開されたのは初めてであり、Sunがオープンソース開発モデルにコミットし、顧客に幅広い選択肢を提供する姿勢を示すものだと同社は説明している。
さらに、Solaris 10向けの移植仕様も併せて公開。これによりデベロッパーは、自社のマルチスレッド型ハード/ソフト製品をSolarisに対応させることが可能になる。
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