IIJ、送信ドメイン認証による受信メールフィルタ機能を追加

IIJは3月30日、個人向けインターネット接続サービス「IIJ4U」「IIJmio」に、「送信ドメイン認証フィルタ機能」を追加した。

» 2006年03月30日 18時05分 公開
[ITmedia]

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は3月30日、個人向けインターネット接続サービス「IIJ4U」「IIJmio」に、送信ドメイン認証に基づいて受信メールのフィルタリングを行う「送信ドメイン認証フィルタ機能」を追加した。追加料金なしで利用できる。

 同社は2005年3月に自社内で送信ドメイン認証技術を導入。12月にはIIJ4UやIIJmioの利用者にも採用を拡大してきたが、これらはユーザーが「送信」するメールを対象としたもの。つまり、外部に対し、そのメールが確かにIIJ4UやIIJmioのネットワークから送信されたものであり、ドメイン名がかたられていないことを証明するものだった。

 これに対し、新たに提供される送信ドメイン認証フィルタ機能では、外部ネットワークからIIJ4U/IIJmioのユーザー宛てに送信されてくるメールの送信元をSPF(Sender Policy Framework)を用いて検証することができる。判定結果はメールヘッダに「スコア」として追加される仕組みだ。

 スコアには、SPFによる認証が成功したことを示す「pass」、認証に失敗し送信元メールアドレスが詐称されていることを示す「fail」、認証不可能と判断した「neutral」、認証情報が存在せず認証を行えないことを示す「none」など7つのパラメータが用意されている。これらスコアに基づいてユーザー自身が「通過させる」「ごみ箱に入れる」といった条件を設定し、フィルタリングを行うことができる。

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