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» 2006年04月28日 16時21分 UPDATE

Appleサーバが「Intel inside」になったら…… (1/2)

Appleはサーバ製品のIntelプロセッサ移行について何も口にしていない。Intelに移行したら、Xserveは「ありきたりのIntelサーバ」として扱われるようになるのだろうか?

[John Rizzo,eWEEK]
eWEEK

 米Apple Computerが自社のサーバ計画を秘密にしていることから、観測筋はこの製品ラインから何が出てくるのだろうかと疑問に思っている。

 同社は4月5日に、Mac OS X 10.5「Leopard」を8月のWorldwide Developers Conference(WWDC)でプレビューすることを明らかにした。だが、同社はまだLeopardのサーバ版には言及していない。「2007年6月までにPowerPCからIntelプロセッサに移行する」という2005年6月の宣言の下で、Xserveサーバラインのプロセッサを移行する計画についてほのめかすこともしていない。

 秘密主義はAppleによくあることだ。Leopardをプレビューするとは言っているが、Appleは新製品を大勢の聴衆の前で大々的に発表するまでは、その詳細を秘密にしたがることで有名だ。サーバはビジネスクリティカルなため、ほとんどのサーバーメーカーは通常、顧客に事前に製品の変更を通知する。だがAppleはこれまでのところ、WWDCでサーバラインについて話をするとしか言っていない。

 Appleはどう動くのだろうか? もしも同社がXserveをIntelプロセッサに移行するのなら、Intelの最新サーバプロセッサ「Woodcrest」を採用する可能性がある。デュアルコアの同プロセッサはおよそ2.6GHzで動作するとみられ、消費電力は約80ワットとされている。このプロセッサは間もなく市場に出荷され、6月に正式に立ち上げられるとIntelは話している。

 しかしAppleが大々的な製品発表を行うときでも、サーバ製品はステージに(上ることがあったとしても)最小限の時間しか登場しない。時にサーバの発表は、発表資料の裏面に追いやられていることもある。

 このように注目されていない状況は、サーバラインの売上高を反映している。「わたしの推定では、Appleのサーバ売上高は同社の総売上高の1%にも満たない」とTechnology Business Researchのアナリスト、ティム・ディール氏は語る。

 この事実が、Appleがほかの製品ほどサーバハード・ソフトのアップデートに注意を払っていない理由を物語っているのかもしれない。

 同社は最近、Xsan Storage Area Networkソフトのメンテナンスリリースを発行した。幾つかのバグ修正に加え、Xsan 1.3はより大容量のストレージシステムをサポートすることで機能性を向上させた。同ソフトは16T(テラ)バイトを超えるボリュームと、2Tバイト以上のファイバーチャネルLUN(論理ユニット番号)をサポートする。

 だがバージョン1.3は、Xsanが18カ月前にリリースされて以来、わずか3度目のアップデートだ。これに対して、Mac OS Xは過去12カ月間で、セキュリティアップデートを除いて6回アップデートがリリースされている。

 AppleはMac OS Xの各リリースとともにMac OS X Serverをアップデートしている。サーバのバンドルソフトに各種オープンソースソフトを採用することで、同社の作業は簡単になっている。Tiger ServerにはSamba、OpenSSL、Open LDAP、Open Directoryと併用するオープンソースのBerkeley DBデータベースが搭載されている。オープンソースのBlojsomベースのブログサーバも含まれている。Apache Webサーバも、Webサーバと連係するJavaコード向け環境Apache Tomcatもバンドルされている。

 これらソフトの大半は既にIntelベースPC向けに提供されている。これらをIntelベースXserveに移植するとしたら、Appleにとって大きな障害にはならないはずだ。

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