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» 2006年05月10日 07時00分 UPDATE

Office 2007を機にOffice Webコンポーネントが引退へ、選択肢はAJAX? (1/2)

Office 2007には、Webページのデータの表示やグラフ化に利用できるActiveXコントロール群であるOffice Webコンポーネントが含まれない。開発者は新しいプロジェクトではそれらの使用を避け、ActiveXに代わる選択肢を考えるべきだ。

[Rob Helm,Directions on Microsoft]
Directions on Microsoft 日本語版

 Office 2007には、Webページのデータの表示やグラフ化に利用できるActiveXコントロール群であるOffice Webコンポーネントが含まれない。またOffice 2007では、これらのコントロールを使ったWebデザイン機能も削除される。これらのコントロールは引き続き提供されるが、管理者はそれらをOffice 2007デスクトップに展開しなければならず、開発者は新しいプロジェクトではそれらの使用を避けるべきかもしれない。

インタラクティブなWebページを実現

 Office 2000で導入されたOffice Webコンポーネントは、ユーザーがInternet Explorer(IE)内でExcelの機能の一部にアクセスできるようにするものだ。Webアプリケーションでインタラクティブなレポート機能やグラフ機能を利用できるように設計されており、ユーザーはデータテーブルの表示やグラフ化を行ったり、What-If分析のためにテーブルに一時的な変更を加えたりできる。

0606o2rwc_illo.jpg Office Webコンポーネントを利用した画面
 Office Webコンポーネントは、Webページ内でインタラクティブなレポートやグラフを利用できるようにするActiveXコントロールだ。この画面は、仕事量の見積もりを表示するグラフコントロールと、そのデータを持つピボットテーブルコントロールを含むWebページを示している。ユーザーは、ピボットテーブルに変更を加えてそれを反映したデータを見ることができ、例えば、ピボットテーブルに新しい期間を追加するとグラフにも追加される。
 Office WebコンポーネントはOffice 2007には含まれないが、引き続きダウンロード提供される。またOffice 2007では、このコントロールを必要とする機能も削除される。例えば、Excel 2007では、このWebページの作成に使用された「Webページとして保存」コマンドの「対話機能を追加する」オプションはサポートされなくなる。


 Office Webコンポーネントには以下の4つのActiveXコントロールが含まれている。

  • スプレッドシートコントロール:Webベースの計算ツール(住宅ローン計算プログラムなど)の提供に役立つ
  • ピボットテーブルコントロール:多次元データテーブルの分析に利用できる
  • グラフコントロール:スプレッドシートデータやピボットテーブルデータをグラフ化できる
  • データソースコントロール:各種のデータソース(SQL Serverなど)からデータを取得してほかのコントロールで使用できるようにする不可視コントロール

 Office Webコンポーネントは現行のOfficeスイートに含まれているが、個別にインストールすることもできるほか、Officeがインストールされていないコンピュータ上でも動作する。だが、利用するにはクライアントごとにライセンスが必要だ(一般に、このコントロールのライセンスはOfficeのライセンスを取得することで取得されている)。

 Office WebコンポーネントはMicrosoftのいくつかのWebアプリケーションで使用されている。例えば、ビジネスパフォーマンス分析システムのBusiness Scorecard Manager、Project ServerのブラウザインタフェースであるProject Web Access、SharePoint Portal Server 2001、レポート管理システムのSQL Server Reporting Servicesなどだ。

 また、WebページデザインのためにOffice Webコンポーネントを使用するMicrosoftアプリケーションもある。例えば、Excelの「Webページとして保存」コマンドは、このコントロールを使ったインタラクティブなWebページを生成できる。FrontPage 2003の一部のデザイン機能もこのコントロールを使用しており、Accessのデータアクセスページ機能は、このコントロールを含むWebベースのレポートを生成する。

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