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» 2006年05月17日 16時21分 公開

VoIPベンダーのソナス、「次はワイヤレス市場がターゲット」

米Sonus Networks(ソナス・ネットワークス)のアメット・ハッサンCEOが来日し、同社の今後の事業展開について説明を行った。

[堀見誠司,ITmedia]

 5月17日、米Sonus Networks(ソナス・ネットワークス)のトップが来日し、同社のビジョンなどについてプレス向けに説明を行った。

アメット・ハッサン氏 「会社の財務体質にも非常に気を遣っている。大手キャリアと取引する上で信頼されなければならないから」とハッサンCEO

 ソナス・ネットワークスは、メディアゲートウェイ装置「GSX9000/GSX4000 Open Services Switch」を通信事業者向けに開発・販売する新興ベンダー。GSXをIMS(IP Multimedia Subsystem)のインフラとして、IM(インスタントメッセージング)のようなWebアプリケーションとIP電話を連携させるアプリケーションサーバ「IMX Application Platform」を展開する。

 米国ではVerizon、AT&T(SBC)、Cingularといった大手キャリアでの導入実績を持つほか、国内ではKDDI、ウィルコム、日本テレコム/ソフトバンクがレガシーシステムのリプレースメントでソナスの製品を選択したという。

GSX4000 GSX独自の分散アーキテクチャによって、ソフトウェアによる機能のアップグレードが可能

 同社CEO兼取締役会会長のアメット・ハッサン氏は、2006年第1四半期の売上高が6000万ドル、前年同期比で約78%の成長であることを引用。「大きな変革を迎えているVoIP市場において、ソナスはどのベンダーよりも多くの音声トラフィックを運んでいる。世界全体の音声トラフィックの約37%に当たる、毎月190億分の通話時間を支えているのはわれわれの製品」と、短期間でVoIP市場のリーダー的な立場にまで登りつめたことをアピールした。

 同社が今後注力するのは、無線IPネットワーク上での音声市場。「SMART Wireless」と銘打つソリューションとして、異なる事業者の携帯電話間での音声パケット交換を実現するIP-MSC(次世代アクセスソリューション)をモトローラと共同で提供するロードマップを持っている。「携帯電話事業者もVoIPに積極的に取り組むようになり、ビジネスチャンスが増えた。現在は固定電話での事業収入がほとんどだが、今後長期的には無線での収入が半分を占めるようになるだろう」(ハッサン氏)。

 また国内のサポート体制について、日本ソナス・ネットワークスの大島貴之氏は「国内のスタッフは現在40人で、直販も行っている。近く50人体制に拡大してサポートを充実させたい」とコメントした。

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