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» 2006年07月07日 08時00分 UPDATE

エンタープライズLinuxの実力:第1回:エンタープライズとLinuxの関係 (1/5)

企業システムをLinuxで構築する例が増えている。現在では、ミッションクリティカルな業務アプリケーションだけでなく、社会インフラを支えるソフトウェア基盤としても、Linuxが受け入れられるようになってきた。今回は、エンタープライズ市場におけるLinuxの状況を見てみよう。

[松井一朗,ITmedia]

エンタープライズ市場へのLinuxの導入状況

 2005年5月、調査会社IDC Japanが発表した「国内Linuxサーバ市場予測」によると、Linuxを搭載したサーバの市場規模は2004年〜2009年の5年間に年平均5.4%で拡大する見込みだという。同時に発表された「国内サーバ市場予測」では、x86サーバ市場の出荷台数はプラス成長を続けるものの、サーバ本体の低価格化の影響により、出荷金額ベースの国内サーバ市場は漸減を続ける見通しとしている。そうした中、Linuxサーバのみが高成長を維持しており、2004年の市場規模は332億円で前年比35.5%増、出荷台数は前年比43.2%増の5万6000台だった。IDC Japanでは、それが2004年〜2009年の年平均成長率が出荷金額が+5.4%、出荷台数が+9.7%になり、2009年の時点では市場規模が431億円、出荷台数が8万9000台、国内サーバ市場全体の約15%を占めるようになると予測している。

 このように、エンタープライズ市場において成長を続けるLinuxだったが、数年前までは注目されていたにもかかわらず、市場規模は決して大きくなかった。Linuxサーバを導入する企業は確かに多いものの、国内サーバ市場を牽引するほどの規模ではない。そこには、エンタープライズ市場において、Linux特有の導入事情があったのだ。

EntLinux-1_fig1.jpg 国内Linuxサーバ市場予測(出典 IDC Japan 2005年5月)
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