ベース機能を元に選ぶ――統合型セキュリティアプライアンス製品カタログ 中規模向け その3ネットワーク/セキュリティアプライアンス導入計画(1/2 ページ)

さまざまな製品が存在する統合型セキュリティアプライアンスだが、ファイアウォールやウイルス対策など、基本となる機能によって細かい部分が異なる。そのようなポイントも選択の際にはチェックしよう。

» 2006年08月24日 08時00分 公開
[ITmedia]

このコンテンツは、オンライン・ムック「ネットワーク/セキュリティ アプライアンス導入計画:ネットワークの門番を導入する」のコンテンツです。関連する記事はこちらでご覧になれます。


Webフィルタリングをベースにセキュリティ機能を統合

NetApp NetCache C1300/C2300シリーズ
日本ネットワーク・アプライアンス

 日本ネットワーク・アプライアンスの「NetApp NetCache」は、Webコンテンツのキャッシュや配信を行うアプライアンスをベースにWebセキュリティおよびインターネット配信に関する複数のテクノロジを1つに統合したセキュリティアプライアンス。セキュアで管理が容易であるという特徴に加え、URLフィルタリング機能、Webプロキシキャッシュ機能、ユーザー認証機能、アクセス制御機能、ウイルススキャン機能など、Webセキュリティアプライアンスに求められる機能を搭載している。

 Webフィルタリング機能はあらかじめ独自OS「NetApp Data ONTAP」に組み込まれており、管理者はクライアントがアクセスできるWebサイト、アクセスを許さないWebサイトを設定可能。最新のウイルスやトロイの木馬、スパイウェアなどが混在した複合的な脅威に対応できるように設計されている。また、Windows MediaやReal Systemなどビデオオンデマンド配信のコンテンツキャッシング、ライブストリーミング配信のスプリッティングなどもサポートする。

 このほか、運用管理の容易性も特徴で、レポートツール「ContentReporter」、マルチシステム管理アプリケーション「DataFabric Manager」を搭載し、アプライアンスの管理、分析、レポーティングを一括して実行できる。

 中規模ネットワーク向けには、手頃な価格と1Uの小筐体を採用しながら最大1000ユーザーをサポートする「C1300シリーズ」、処理容量と信頼性の向上に必要な機能を広範にサポートし、RAID、冗長構成の電源、ホットスワップ対応ドライブなどの特徴を備えた「C2300シリーズ」をラインアップする。

主な仕様
C1300 C2300
最大搭載ディスク容量 136GB 680GB
リモートLAN管理 オプション
冗長構成のホットプラグ対応電源 標準
RAID 標準 標準
全二重10/100BASE-Tイーサネット(標準) 2(10/100/1000BASE-Tに対応) 2(10/100/1000BASE-Tに対応)
オプションのイーサネット接続 2、2ポートGbE(2ポートカード:メタルまたは光ファイバ)、4ポートGbE(4ポートカード:メタルのみ)
アプリケーション プライマリ/地域別データセンターの運用 支所、営業所、サービスプロバイダーのアクセスポイント
HTTP速度(MB/秒) 27 40
ストリーミング速度(MB/秒) 750+ 1000+
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