アルバワイヤレスネットワークスは、同社の無線LANシステムと日立電線のIP電話機との相互運用性向上を目的とした協業を行うことを発表した。
アルバワイヤレスネットワークスは9月5日、同社の無線LANシステムと日立電線の無線IP電話機「WirelessIP5000」との相互運用性向上を目指し、日立電線と協業することを発表した。
WirelessIP5000は、SIP(Session Initiation Protocol)、IEEE802.11bといったVoWLAN(無線IP電話)の標準的な仕様をサポートした携帯型のIP電話端末で、日立や富士通、NEC、NTTコミュニケーションズなどの主要なSIPサーバやIP-PBXに対応するのが特徴。
今回の協業は、アルバの「Aruba 65」「Aruba 70」などのAP(アクセスポイント)や無線LANスイッチ「モビリティ・コントローラー」による無線LAN環境とWirelessIP5000との相互接続性を高めたり通信品質を改善することで、ユーザーがモバイルセントレックスを容易に導入できる環境を整備するほか、欧米やアジアにおいて両社のソリューションを展開していくことが目的だとしている。
日立電線本社内では、すでにWirelessIP5000とアルバの無線システムによるモバイルセントレックスを構築、コミュニケーションの効率アップを図っているという。今後両社は、展示会でブースにおけるソリューションの相互展示など共同のマーケティング活動を進める考え。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.