マイクロソフト、ブログを活用した地域振興策で離島3地域と協業

マイクロソフトは10月12日、ブログを活用した地域振興プロジェクトへの参画を発表した。離島が抱える悩みの解決に、全国からブログを通じて応えていく。

» 2006年10月12日 21時18分 公開
[柿沼雄一郎,ITmedia]

 マイクロソフトは10月12日、ブログを活用した地域振興プロジェクトへの参画を発表した。

 このプロジェクトは、隠岐の島(島根県)、十島村(鹿児島県)、式根島(東京都)の観光協会や村役場、青年会からなる運営委員会メンバーとマイクロソフトで「ブログで離島応援計画連絡会」を組織し、それぞれの地域が抱える悩みや問題をブログを通じて全国に発信し、解決へと導くもの。

 上記3島それぞれのブログが構築され、各島の運営委員会が島の現状や魅力を語り、解決策を望んでいる悩みをブログ上でアピール。それに対して全国のITエンジニアが、悩み解決のための情報技術を利用したアイデアを投稿するという形をとる。

 投稿はアイデアだけにどどまらず、実際のシステム案や、システム案が採用されたあとの導入表明でもよい。投稿したシステム案が採用されれば、名誉島民になれるほか、各島に特化した賞品が用意されている。システム導入では、採用企業がプロジェクトとして導入完了までをサポートする。

マイクロソフト 執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長 鈴木協一郎氏がブログで離島応援計画連絡会 実行委員長を務める。写真右端が同事務局長を務めるマイクロソフト ITProオーディエンスマーケティング シニアマーケティングエグゼクティブの森屋幸英氏。記者会見では、ブログで離島応援計画連絡会長 隠岐青年会議所 監事 村上明久氏、島根県隠岐の島町 町長 松田和久氏、鹿児島県鹿児島市十島村 助役 福満征一郎氏、東京都新島村式根 式根島観光協会長 清水欣吾氏がそれぞれ出席。

 実施期間は、隠岐が10月12日より6.5週間、十島村が11月6日より6.5週間、式根島が11月29日より5週間となる。

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