AI対AI:Linux上のN.E.R.O.Leverage OSS(2/3 ページ)

» 2006年10月25日 09時00分 公開
[Nathan-Willis,Open Tech Press]
SourceForge.JP Magazine

誰がそちらの味方につく?

 訓練用のサンドボックス内の生活は、かなり牧歌的である。ロボットは無限に再生成され、敵はプレーヤーの意のままに動かせる駒にすぎず、地形は平坦である。しかし、自分が作ったロボットを実戦でテストすると、いつも思いがけない状況に遭遇するだろう。幸いにも、プレーヤーはサンドボックス内に戻り、兵隊たちを混乱させた状況を再現してみることができる。ほかの方法がうまくいかない場合は、敵のロボットの1つを「居住させ」、FPS(一人称視点シューティングゲーム)方式の小規模な一対一の訓練をチームに課すことができる。


 戦闘モードでのプレイは楽しいが、非対話型のゲームに慣れる必要がある。いったん戦闘が始まれば、プレーヤーは単なる傍観者になる。一連の戦闘全体の展開を第三者のカメラ視点から見物しつつ、対戦場を飛行し、自分の兵隊の遂行能力を見守り、問題の起こりやすい箇所を探すことができる。

 戦闘モードのゲームは、時間制にすることもデスマッチにすることもでき、チームが対戦する規模も自由に選択できる。デフォルトの設定は20体ずつのチームで、この場合、デスマッチのゲームは2分から5分間継続する(ただし、両方のチームが危険から一目散に逃げるように訓練されている場合は除く。このような設定も可能だが、あまり面白くない)。

 自分の仮想の勇気を本物の対戦相手で試してみたくなったら、N.E.R.O.フォーラムに行けば、ほかのプレーヤーを見つけたり、ネットワークゲームやトーナメントに参加したりできる。ただし、現在のところフォーラムはあまり活発ではないので、ほかのプレーヤーに直接挑戦してみると良いだろう。

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