Intel、エジプトの町にWiMAXネットワークを構築

Intelのクレイグ・バレット会長は過去100日間、アマゾンからアフリカまで世界10カ国の発展途上地域を訪問。各地域に通信技術を提供してきた。

» 2006年12月19日 07時57分 公開
[ITmedia]

 米Intelは12月18日、エジプトのナイル河沿いにある町オシームに、WiMAXネットワークを構築したと発表した。ネットワークは同町内にある公立学校2校、移動ヘルスケアセンター、市の施設、電子政府サービス窓口を結ぶ。同社はまた、移動ヘルスケアセンターと上記の学校2校のラボにPCを寄付した。オシームのWiMAXワイヤレスインフラは、半径30キロまでの範囲をカバーできる。

 Intelは同様のネットワークをアマゾンからアフリカにいたる世界10地域に提供しており、エジプトが今回のプログラムの締めくくりとなる。クレイグ・バレット会長は過去100日間に10地域を訪問してきた。

 エジプトのカイロにあるIntelのPlatform Development Centerが、オシームに導入するPCの設計、開発に貢献した。これらのPCはカーバッテリーから電源を取ることができ、ほこりを簡単に除去できるようダストフィルターを装備している。

 またIntelは、近く8000台のPCをエジプト国内の学校に寄付することを約束。2010年をめどに、エジプトの教師65万人にPC教育を提供する計画で、現在までに5万4000人を教育したという。オンラインでもトレーニングプログラム「Intel Teach Essentials」を提供する見通し。

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