情報漏えいを防ぐPC向け暗号化ソフト、認証機能を強化

マクニカネットワークスは、セキュリティチップや指紋認証と連携できる暗号化ソフト「SafeBoot」も新製品を発売する。

» 2007年01月10日 15時04分 公開
[ITmedia]

 マクニカネットワークスは、暗号化やアクセス制御によるPC向けセキュリティ対策ソフトの新製品「SafeBoot Device Encryption version 5.0」を1月31日に発売する。新たにセキュリティチップ(TPM)や指紋認証との連携が可能になった。

 SafeBoot Device Encryptionは、オランダのSafeBootが開発した情報漏えい対策ソフト。ノートPCなどのHDDや外部メディアのデータを暗号化し、盗難や紛失時の漏えいを防ぐ。ストレージ全体の暗号化だけでなく、ファイル/フォルダ単位での暗号化やアクセス制御などが可能で、2006年11月末現在で国内1400社、52万ライセンスが導入されている。

プリブート認証画面 プリブート認証画面

 新製品では、セキュリティチップの「TPM ver.1.2」やソニーのストレージ付き指紋認証トークン「PUPPY」との連携が可能になった。TPMとの連動では、ハードウェアそのものとパスワードの組み合わせによる二要素認証が可能となり、盗難/紛失時のデータ管理をより強固にする。またPUPPYとの連携では指紋とパスワードによる二要素認証が実現でき、なりすましを防ぐとともにユーザーの利便性向上が図れる。

 PUPPYの対応予定モデルは、「FIU-810-N03」(2006年2月1日以降出荷分)と「FIU-850-N03」。別途、専用ソフトの「Puppy Suite 810 エンタープライズ版」(ver2.1以降)が必要となる。

 価格は、管理サーバ「Management Center」が26万2500円(税込み)、ライセンス費用は、1〜999ユーザーの場合で1ライセンス当たり1万7850円(同)、1000〜9999ユーザーの場合で1万5225円(同)となっている。

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