デジタルアーツ、「インターネット利用に関する調査結果2007」を発表

» 2007年03月15日 18時55分 公開
[ITmedia]

 デジタルアーツは3月15日、インターネットを利用する男女927名を対象に、「インターネット利用に関するWebアンケート調査」を実施した。その結果、「インターネット利用における不安・危険要素」と「フィルタリングソフト」の認知・理解状況が明らかになった。

 同調査によると、インターネット利用への不安・危険要素の最上位は「個人情報の漏えい」で、子どもに対しての「インターネット利用の不安・危険要素」として限定した場合の回答は「アダルト情報や犯罪、出会い系など違法・有害サイトへの接触」が最上位となった。

 また、「フィッシング詐欺」や「インターネット上での犯罪行為」の被害経験は15%におよぶことが明らかになった。これは、回答者の10人に1人以上が実体験としてフィッシング詐欺やインターネット上での犯罪行為に遭遇しており、被害を身近に感じているといえる。

 そのほか、「有害なサイト」と「犯罪」の関係については、「大きな関係がある」、「内容によってはある」という回答が合計97%となった。さらに、「好ましくないサイトに不容易にアクセスしないようにするソフト」があることを知っているかどうかを尋ねたところ、「知っている」という回答が全体の53%を占めながら、自宅でフィルタリングソフトを利用しているのは、全体の4.6%だという回答結果になった。子どものいる家庭におけるフィルタリングソフトの普及率がいまだ十分でないということが、改めて浮き彫りとなった。

 本調査の結果は、インターネット利用における不安・危険認識が深まり、「フィルタリングソフト」の潜在的なニーズが明確になる反面、同製品の普及が進まないという実態を表している。

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