周波数不足がモバイルTV拡大にブレーキ

現在は利用可能な周波数不足が障壁となっているが、アナログTV放送が終了すれば、モバイルTVの勢いが増すとIn-Statは予想。

» 2007年04月12日 07時30分 公開
[ITmedia]

 調査会社の米In-Statは4月11日、モバイルTV放送市場に関する調査予測を発表した。商用として立ち上がった放送ネットワークの数は、2006年は世界で9件だったが、2007年には13件に増加する見通し。

 今後もモバイルTVサービスは拡大する見通しだが、モバイル放送に利用できる周波数帯が限られていることが、特に欧州でのサービス急拡大の「障壁」となっているという。また、多くの市場では、モバイルTV対応端末の種類が限られていることも要因だという。

 In-Statでは、今後アナログTVサービスの終了などでより多くの周波数が利用可能となるにつれ、モバイルTVサービスの数も増加すると予測。2011年までに、サービス加入者は世界で1億2500万人に達すると見ている。

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