日本SGI、自社ソリューションのWiMAX対応を発表

日本SGIは、同社の「SiliconLIVE!」などのソリューションを、新しい無線高速データ通信の規格である「WiMAX」のインフラ上で利用可能にすることを明らかにした。

» 2007年04月24日 01時37分 公開
[ITmedia]

 日本SGIは4月23日、同社のコンテンツ総合管理ソリューション体系「SiliconLIVE!」などのソリューションを、新しい無線高速データ通信の規格である「WiMAX」のインフラ上で利用可能にすることを明らかにした。

 2007年1月に、国内有数の商用IX事業者であるメディアエクスチェンジと業務および資本提携し、国内トップレベルのコンテンツ流通インフラをワンストップで提供できる環境を整備した同社だが(関連記事参照)、今回の発表はその延長線上にあるものといえる。

 具体的な施策としては、SiliconLIVE!ソリューションを、WiMAXを採用した高速ワイヤレス環境のインフラ上で稼働させ、リッチコンテンツの流通・配信基盤を拡充していく。これにより、従来のB to Bに加え、B to Cの市場でもSiliconLIVE!ソリューションを提供していくことが可能となる。

 個々のソリューションにブレイクダウンすると、同社のユビキタス・モニタリング・サーバ「ViewRanger」からWiMAX対応が推進されるようだ。ViewRangerは、LAN、無線LAN、FOMA、PHS、特定小電力無線など、多彩な通信プロトコルに対応しているが、WiMAXにも対応することで、その適用分野を拡大することが狙い。

 また、同社が提唱する「コンテンツが主役の時代」を実現するための次世代ヒューマンインタフェースや空間ロボット、ネットワークロボットなどのソリューションにおいても、WiMAXの高速無線ネットワーク基盤を取り込むことも検討していくという。

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