使えるコンピュータシステムとは――年金問題とポイント交換オルタナブログ通信(2/3 ページ)

» 2007年06月15日 13時18分 公開
[森川拓男,ITmedia]

 今週は、久しぶりに新規ブロガーの参入があった。富士通で宇宙関連SE、オラクルでWeb製品マーケティング、ジャフコで中国ベンチャー投資、サイバードで海外子会社経営を担当してきた豊田直幸氏(元ベンチャーキャピタリストが語る中国ビジネス&More!)だ。さらに、鈴木麻紀と丸の内ファイブの「ボクらの生きざまSHOW!」に、大室智功氏が新たに参加している。

 ただ、投稿されたブログ数は54(前回比-7)と減った。全体のエントリー数も168(前回比-8)と減少し、1つのみの投稿も17(前回比-8)と減っている。そうとはいえ、グラフで見て分かるように、前週で増えた分がそのまま減ったような感じになっており、戻っただけといえるかもしれない。

 それでは、今週のオルタナティブ・ブログで発信された話題から、幾つかを見てみるとしよう。

ビックカメラのポイントをヨドバシカメラで使う(てくてくテクネコ)

 電子マネーが花盛りであることは幾度か書いたが、同時に「ポイントカード」も飽和状態にある。そしていまや、「ポイントカード」「電子マネー」「クレジットカード」が合体したものまでも登場している。

 筆者がよく利用するスーパーチェーン店でも、これまでは簡単なポイントカードだったものが、電子マネー「エディ」を包括したクレジットカードに生まれ変わった。なお、このケースではクレジットカードが発行できない人向けに、クレジット機能が無いものも同時に用意されている。

 それにしても困るのは、カードが増えてしまって繁雑になることだ。お店のポイントカードにクレジット機能や電子マネー機能が追加されるのは歓迎だが、結局ポイントカード自体は各店舗ごとのもの。

 もちろん、ポイントシステムは店舗ごとのものなので、A店で貯めたポイントはB店で使うことはできない。もちろん、同じチェーン店なら大丈夫だが、ポイントカードによっては支店でも使えないケースもある。財布が分厚くなったと思ったら、ポイントカードやレシートばかり……、そんな人も多いのではないだろうか。

 加藤和幸氏「てくてくテクネコ」に投稿されたビックカメラのポイントをヨドバシカメラで使うというエントリーは、そういう意味でなかなか興味深いものだった。

 これは、直接ポイントを流用するのではなく、ビックカメラが発行している「ビックカメラ Suicaカード」を使った応用技だ。貯まったポイントをSuicaに交換し(等価交換)、ヨドバシカメラでSuicaを使って清算することで、ビックカメラで貯めたポイントをヨドバシカメラで使うことができるというわけだ。

 実は、このような形でポイント変換するのはよく行われている。飛行機のマイルはもちろんTSUTAYAや楽天など、ネット上でポイントを管理できるサービスの中では、ほのポイントと交換できるものがある。うまく操作すれば相互利用が可能となるのだ。

 ただ、このような回りくどい方法を取らなくてもいいような統合ポイントサービスができるのも理想なのだが。

 VIEW Suicaのオートチャージについては、中寛之氏「情報インフラ24時 眠らないシステム」Suicaオートチャージの宣伝方法に関する疑問というエントリーが投稿されている。VIEW Suicaでオートチャージを利用したいが設定方法が分からないという人はぜひ読んでほしい。

メアドの使い分けでわかったこと(きょこ コーリング)

 読者の皆さんは、メールアドレスを幾つ持っているだろうか。

 たぶん、「1つ」という人は少ないだろう。少なくとも、PC用アドレスに、ケータイ用アドレスと、最低でも2つは持っていることだろう。それだけでなく、思い返してみれば、Yahoo!やGmailなどのフリーメールアドレスも複数持っている人が多いことだと思う。

 かくいう筆者も、把握しているだけで20個以上は持っている。「把握しているだけ」というのは、フリーのWebメールなど、アカウントを取っていながらほとんど利用しないで忘れているものが多いからだ。もちろん、そのようなアカウントはしばらく利用がないと消されてしまうことが多いため、なくなっているだろう。

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