ITエンジニアよ、名を刻め――今年も熱い「Tech・Ed」の夏(1/2 ページ)

8月21日からの4日間パシフィコ横浜で「Tech・Ed 2007 Yokohama」が開かれる。マイクロソフトは今年のTech・Edに「ITエンジニアとして名を刻んでほしい」という熱い思いを込めたという。

» 2007年07月05日 07時00分 公開
[ITmedia]

 ITエンジニアにとって夏の好例イベントと言えば、マイクロソフトのTech・Edを思い浮かべるかもしれない。今年も8月21日からの4日間パシフィコ横浜で「Tech・Ed 2007 Yokohama」が開催される。

 今年のカンファレンスを企画するマイクロソフトの思いは、「ITエンジニアとして名を刻んでほしい」という熱い思いにあるようだ。Tech・Ed 2007 Yokohamaのプロジェクトリードであるマイクロソフトのイベントマーケティング部シニアマーケティングスペシャリストの生江瑠奈氏と、コンテンツ制作チームの吉川顕太郎氏(Windows Server製品部部長)、奥主洋氏(IT Proエバンジェリズムグループエバンジェリスト)、近藤和彦氏(デベロッパー製品部Visual Studioマーケティンググループマネジャー)の4人に、Tech・Ed 2007 Yokohamaへの熱い思いを語ってもらった。

――8月21日からの4日間、Tech・Ed 2007 Yokohamaが開かれます。毎年恒例のカンファレンスですが、今年はどのようなものになるのでしょうか?

生江瑠奈氏 マイクロソフトイベントマーケティング部シニアマーケティングスペシャリストの生江氏

生江氏 Tech・Edはマイクロソフトがワールドワイドで開いているカンファレンスで、今年は「Prepare to make your mark」というメッセージで展開しています。昨年は「Power to the pro」というメッセージを打ち出し「マイクロソフトはITエンジニアみなさんをサポートしていきます」ということを掲げました。次のステップとして今年お伝えしたいのは、大きなポテンシャルを持っているITエンジニアみなさんにはTech・Edで力を蓄え、自身の業務や会社、社会などに「足跡」を残せるエンジニアになってほしい、という点です。Tech・Edに参加してその糧を得ていただけたら、大変うれしいです。

吉川氏 そう、「名を刻め」ということですね。建築の世界などでは、あの建物は誰がつくったなど、仕事を通じて自分の名を刻んでいたりします。しかし、ITの世界では、「あのシステムは誰々がつくったんだよ、設計したんだよ」という話はほとんどききません。例えば、携帯電話のシステムは既に重要な社会インフラになっているし、これによって恋人や家族と簡単にメールできる。ITの仕事で名を刻むということはあってしかるべきだと思うんです。

マイクロソフトWindows Server製品部部長の吉川氏 マイクロソフトWindows Server製品部部長の吉川氏

 アーキテクトっていうのは、建築の世界だけじゃなくてITの世界にもいるわけです。広く有名にならなくても、自分の会社の中でヒーローになってほしい。ITにかかわっている人には「今回リリースされた営業支援システムって使いやすいけど、あの人が設計したらしいよ」と言われるような仕事ができる。そういう人になってほしいんです。

近藤氏 まさにそう。Tech・Edでスキルをつけて、社内で名を残してほしいですね。

近藤和彦氏 マイクロソフトデベロッパー製品部Visual Studioマーケティンググループマネジャーの近藤氏

――毎年、開発者や管理者向けなど幅広いセッションがラインアップされていますが、どういう歩き方をしてほしいですか?

近藤氏 昨年のTech・Edから1年で開発製品とテクノロジーについて、いくつか大きなアップデートがありました。「Visual Studio 2005 Tools for the 2007 Microsoft Office System」「ASP.NET AJAX 1.0」「Visual Studio 2005 Team Edition for Database Professionals」「Microsoft Expression」とあります。開発者にはこのあたりの技術をしっかり押さえてほしいと思います。これを踏まえた形で「Visual Studio 2008」「Sliverlight」が今後登場してきます。

 マイクロソフトの技術情報はこれまでも広く提供してきましたが、Tech・Ed は1個所ですべての情報を得られるよい機会になると思います。

 もちろん開発者であっても「Windows Server 2008」「SQL Server 2008」など、最新のプラットフォーム製品を見据える必要もあります。これらのセッションにも足を運んでほしいですね。

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